Prep: A Novel

お父さんが名門オルトスクールという寄宿舎学校にLee Fioraを残していった時、賢くて、観察力のあり、奨学金をもらっているリーは１４歳だった。その時、学校のつやつやのパンフレットに載っていた古いレンガの建物の前でセーターを着た男の子たちが話している姿、初期のフィールドでラクロスのスティックを持った女の子たち、そして全員がチャペルで賛美歌を歌っている生徒の姿で、リーの頭の中はいっぱいだった。
しかし、オルトスクールはリーの期待していたのとは違い、飽き飽きするティーンエージャーたちが住んでいる閉鎖的な世界。生徒たちの期待するもの、社交的な儀式はリーにとってはまったく未知のものばかり。リーは油断のできない、複雑に区別されてる学校の生活ではじめは観察者、そして参加者になり結局この階級の中で自分の居場所を見つけて、地味に生きている。けれども、たった一つの自発的な間違いが、彼女の見事に研ぎ澄まされた像をばらばらに砕いてしまう。

Curtis Sittenfeldの処女作。2005年のNew York Timesのベストブック。この本はアメリカですごく人気があったので読んで見ました。その分期待していたのですが、はっきり言ってあまり面白くありませんでした。確かにこの本は今どきの裕福な子供たちが通う高校をすごくよく書いてありますが、なんかぱっとしませんでした。主人公は友達のいない孤独な女の子です。ストーリーの中では少し変化はあるけどやっぱり地味でつまらなかったです。彼女の性格が、まず気に入らなくていらいらしました。あらすじもあまりはっきりしなくて、ぜんぶ意味なく流れていく感じでした。時には「あー。確かに。」とか「そうだな。」とか思う文章もあるのですが、どうも私は乗れませんでした。

Nonumy3