新規掲載2007/03

新たに掲載した本の情報　一覧　（２００７年０３月現在　５冊　掲載中）

リスボン家の美しい五人姉妹の短すぎた人生を綴ったThe Virgin Suicidesは、映画にもなった、記憶に残る、ユーモアたっぷりで暖かい、ジェフリー・ユージェニデスの有名なデビュー作。
５人が母にやっとのことで許可をもらい、訪れた最初で最後となったデートでは、周りが見た限り彼女らに変わりはなかった。20年経った今でも少女らの謎めいた存在は５人を熱愛していた少年たちの記憶から消えることはない。少年らはリスボン姉妹と共にした青春を思い起こす：十字架にかかっていた、気まぐれなラックスのブラ、ダンスパーティーの夜に現れた姉妹の並外れた美しさ、蒸し暑くて活気のない通りで次第に一家がばらばらになり、はかない命が消えていく姿を。

「あなたは死んだと思った。」私がつぶやくと、彼は私にキスしていた。
アバロン高校、エリーの転校してきた高校は想像していたより、ずっと、よかった。
たくましいフットボール部のランス、キュートなチアリーダーのジェニファー、トラブルメーカーのマルコ。そして、最も驚いたのはウィル。エリーがこれなで会った男の子たちの中で一番、ハンサムだった。
　ウィルは以前からエリーを知っていると思うと言い出してから、事態はだんだん異様になり始める。エリーとして育った感覚により、ランス、ジェニファー、マルコ、ウィルとエリー自身を結束させる暗黒の秘密を見つけ出した。エリーは、みんなを脅してパニックに追いやる恐ろしい一連の出来事をとめることができるか？

プリンセスダイアリーのメグ・キャボットが描くぞっとするようなスリルとサスペンスを詰め込んだすばらしい新作。

刺繍はほつれ、裾が擦り切れたトラベリングパンツが再び帰ってきた。この素晴らしい夏に最後のたびに出る。
リーナ：絵を描くことと、レオとうっとりするような時間を過ごすことに没頭する。しかし、「完全に彼のことを忘れた瞬間、彼が再び目の前に現れる」というカルメンの言葉が心に引っかかり、リーナはコストスのことが気になって仕方がない。
カルメン：大学でひねくれた友人にふりまわされる。彼女は演劇の役柄のことしか頭にない。カルメンのトラベリングパンツなどどうでもよいのだ。
ブリジッド：トルコの沿岸地方に位地する太古の町の発掘に参加する。そこで出合った考古学の教授と許されない関係を持ってしまう。
ティビー：彼女が置いていったその場所にずっと留まっていると間違って信じ、愛している人と別れてしまう。
アン・ブラシェアーズの最愛の仲間たち、リーナ、カルメン、ビー、ティビーの現在、過去と未来、共に、そして離れて生きる人生のすべてを変える夏の、まぶしくて大胆なお話へようこそ！

デモナータの第四幕ではついに３人目の主人公が登場！
ベックは若いプリーステス―赤ん坊の頃に老戦士ゴールに拾われ、魔力があるとみなされて砦に住み魔術師の訓練を受けてきた。今では砦が頻繁に悪魔たちに攻撃されるようになり、今にもつぶされる危機にある。
そんなある日、謎の少年が砦に訪れる。まともに話せないその少年はどうやら他の砦から助けを求めてきたらしい。彼の砦を救うためにベックを含む七人が旅に出る。しかしその旅は大変な方向に向かっていく．．．

世界第二次大戦の直後、ランケスター・メリンは遠いケニヤのターカーナ地方に訪れる。戦争のつらい記憶が忘れられず、神父という職から休息を取り故郷のオランダを離れて旅に出てきたのだった。彼は考古学的発掘をリードすることになる―埋まっているのはビザンツ風の教会、まるで完成したその日に埋められたかのような新しい状態で残っていた。メリンはこの教会の地下にさらに古い地下聖堂を見つける―そしてそこに存在する言葉で表せないほど恐ろしい悪魔と直面してしまう。先住民たちと発掘現場の保護に当たっていたイギリス兵が狂乱状態になる。戦争の残虐行為が罪のない村に再び繰り返されるのをメリンはどうしようもなく、ただ見守るしかない―再び見ることが無いように祈っていたその残虐さを。東アフリカの草原に罪の無い人々の血が無為に流れる。しかし恐怖はまだ始まったばかりだ．．．